目次
1 日記「日なり楯なり」
2 母への手紙
3 姉・弟・友人への手紙
4 おもかげ
5 思い出の中の吉武村仲之尾
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
かおりんご
19
クリスチャンの特攻隊員だった林市造さんの日記や手紙をまとめたもの。本人は母に宛てた手紙の中で、「日記は燃やしてくれ」と書いていたけれど、死後50年経ってこういう形で残されていることに、どう思うのだろう。戦時下のクリスチャンの人たちの心境、それも特攻隊員になる気持ちが知りたくて手にしましたが、書かれていることは一般的の方たちと大差はありませんでした。ただ、時折書かれる「讃美歌」や「神のみこころ」「聖書」という言葉に、クリスチャンらしさを感じました。特に「軍神」とはされたくなかったようで、「戦死」と断りを入れ2020/08/07