内容説明
「ムーミン」シリーズの生みの親で、芸術家としても知られるトーベ・ヤンソン。彼女が26年間、ほぼ毎年の夏を過ごした場所は、フィンランド湾沖に浮かぶ小さな島・クルーヴハルだった。今なお電気も水もないその島に滞在したかけがえのない日々と、トーベの友人たちが語る色褪せぬ友情の思い出―。自然体で生きたトーベの面影を追いながら、二つの記憶を重ねるように綴る旅の記録。
目次
トーベ・ヤンソンとクルーヴハル
トーベ・ヤンソンが生まれた国フィンランドとは?
第1章 旅のはじまり
第2章 トーベ生誕100周年の夏
第3章 小さな島での一週間(8月10日 一日目;8月11日 二日目;8月12日 三日目 ほか)
第4章 トーベの面影を追いかけて(二つの家族を結んだ夏の友情 カイ・グスタフション;コラム・スニフの洞窟;『ムーミン谷の十一月』の創作を見守って グレータ・グスタフション ほか)
別章 トーベ・ヤンソンをめぐる旅(ヘルシンキ;ペッリンゲ;ソーダーシャール ほか)
著者等紹介
内山さつき[ウチヤマサツキ]
東京都生まれ。旅・物語・アートをテーマに活動するライター、編集者。月刊誌の編集を経て独立。特に北欧にまつわる本や雑誌の執筆・編集を行っている。2014年夏に「ムーミン」シリーズの作者トーベ・ヤンソンが夏を過ごした島、クルーヴハルに滞在したことをきっかけに、イラストレーター・新谷麻佐子さんとユニット「kukkameri(クッカメリ)」を結成。WEBサイト「kukkameri Magazine」などでフィンランドの魅力を発信している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。