内容説明
“ヨーロッパ最後の秘境”と呼ばれる今注目の国ジョージア。現地の一般家庭で生活を共にしながら、首都トビリシだけでなく、ジョージア人にとっても“秘境中の秘境”であるスバネティ地方など、ほぼすべての地方を旅した著者が、定住旅行家ならではの視点で綴る20の旅日記。それぞれの場所でそれぞれの人生を懸命に生きる人びと、忘れられない味、そして絶景。ガイドブックにはない素顔のジョージアが、ここにある。
目次
ジョージア豆知識
トビリシ
トビリシ近郊&ラチャ=レチュフミ地方
カヘティ地方
スバネティ地方
遠くて近い日本とジョージア
著者等紹介
ERIKO[ERIKO]
モデル・定住旅行家。鳥取県米子市生まれ。世界のさまざまな地域で現地の人びとの家庭に入り、生活を共にし、その暮らしや生き方を伝えている。訪れる国では積極的に民間外交なども行い、現地と日本の架け橋になる活動も行う。ラテンアメリカ全般(25カ国)、ネパール、フィンランド、サハ共和国、イラン、スペイン、パラオ、カルムイク共和国など約50カ国にて106家族との暮らしを体験。とっとりふるさと大使。米子市観光大使(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
クマシカ
10
ジョージアはいつか行ってみたい。治安が良さそうだし食べ物が美味しそうで、文化的な見どころもたくさん。ヨーロッパとは違う独特の雰囲気が味わえそう。まだ物価が安いうちに行けたらなぁ。2022/05/08
ちゃーびん
4
ジョージアの紹介本。ガイドブック含めジョージアの書物が少ないので情報としても参考になる本だと思います。読みやすいのは良いですが、以前読んだ他の国についてのオシャレ旅行記と同じような印象で記憶に残りそうにないものだったのは少し残念でした。2024/04/16
Midori Matsuoka
4
私がジョージア🇬🇪という国に興味を持ったのは、Twitterで知ったジョージアのアーティストTRIO MANDILIと駐日ジョージア大使のティムラズ·レジャバ氏がきっかけ。 多くの知識がない中で、この本からたくさんの歴史的背景や文化などの魅力に触れることができた。 「定住旅行家」という肩書きを本書で初めて知る。旅行よりその国の人々の生活に近づきつつも留学や就業よりは客観的に見られる、という魅力があるのかな。 学術書よりライトに、だけどガイドブックよりしっかりとジョージアの良さを学ぶことができた。2022/04/16
relaxopenenjoy
1
炭酸水巡りなど普通の旅ではないのが面白い。著者曰く定住旅行というジャンルらしく、ホームステイにより、短期間の旅行では得られない体験。2017年8月ー9月で約1ヶ月の滞在だった模様。スバネティ地方 秘境の地。カズベキ山いだくカズベキ村(軍用道路でトビリシからたった3時間半! 番外編で元プリマのニーナ・アナニアシヴィリ!栃ノ心!2025/02/26
お抹茶
1
ジョージアでのホームステイ記録。ハチャプリはたっぷり詰まったチーズともっちりしたパン生地が口の中で香ばしく溶け合う料理。ジョージアは過去50年以上平和が続いたことがないくらい侵略や戦いを強いられていて,「敵には剣で戦い,友にはワインの盃で迎える」という諺がジョージア人の精神性。出稼ぎしても戻って自国の発展に寄与するのは当たり前というのが若者の自国愛。読んでいて,以前旅したジョージアの風景を思い出した。著者と違って,食事を囲む文化に入り込むことまではできなかったが。2022/05/20