内容説明
地球学のすすめ。地球を探る、地球の謎を解く、私たちの住む地球を学ぶ、一生もののテキスト。
目次
第1部 惑星地球の環境(人類と地球の環境;地球表層の温度;水と二酸化炭素の循環)
第2部 生きている固体地球(地球表層の構成と組成;プレートテクトニクス;火山と噴火;地震と断層;日本列島の成り立ち;岩石の風化と土壌の形成;堆積作用と堆積環境)
第3部 大気・海洋の循環と気候変動(地球の熱収支と大気の大循環;海洋の構造と循環;エルニーニョとモンスーン;気候変動)
第4部 地球環境の変化と生物の進化(酸素の起源と生物の進化;人類による地球環境の変化)
著者等紹介
酒井治孝[サカイハルタカ]
1953年福岡県北九州市に生まれる。1980~83年九州大学大学院を休学。日本青年海外協力隊より派遣され、ネパール国立トリブバン大学理工学部地質学教室で講師として勤務。1984年九州大学大学院理学研究科博士課程修了(理学博士)。1985~88年日本学術振興会特別研究員。東京大学地震研究所、宇都宮大学で研究・教育に従事。1989年九州大学教養部地学教室助教授。1997~2007年九州大学大学院比較社会文化研究院環境変動部門教授。2007~2018年京都大学大学院理学研究科地球惑星科学専攻教授。現在、京都大学名誉教授。受賞:四万十付加体と第三紀火砕流堆積物の研究で、日本地質学会から論文賞(1990、1996)と小藤賞(1989)。専門:ヒマラヤ山脈と日本列島を対象にして、大陸の衝突、島弧の大陸からの分裂、プレートの沈み込み開始に伴うテクトニクスとその地球環境への影響などについて研究を進めてきた。現在、インドモンスーンの変動史とヒマラヤの上昇史を解明すべく、2つの研究プロジェクトを展開中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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