内容説明
「職人醤油」が厳選する45蔵の味わい。訪ね歩いた醤油蔵は全国400蔵以上!醤油のプロが45銘柄を厳選、味わい深い職人が手塩にかけるこの1本を紹介。
目次
醤油の造り方
蔵めぐりのアドバイス
濃口醤油
淡口醤油
再仕込醤油
溜醤油
白醤油
甘口醤油
醤油加工品
著者等紹介
高橋万太郎[タカハシマンタロウ]
1980年群馬県生まれ。立命館大学卒業後、(株)キーエンスにて精密光学機器の営業に従事し2006年に退職。伝統産業や地域産業の魅力を追求していきたいとの思いから、180度転身して2007年に(株)伝統デザイン工房を設立する。現在は、蔵元仕込みの醤油を「気軽に味比べして味わいの違いを楽しみ、醤油の奥深い世界への入り口にしてほしい」と、100ミリリットルの小瓶で販売する「職人醤油」を運営(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
fwhd8325
61
自粛生活の中で、家で料理をすることが増えてきたとか。料理の面白さは、素材選びと調味料にあると思います。醤油と言っても、こんなに種類があるとは知りませんでした。確かに、旅先などで味や舌触りの違う書油に出会うことがあります。うーん、奥が深い。2020/05/17
つちのこ
22
全国に1200あるといわれる醤油蔵は、酒蔵と並んでノスタルジーに浸ることができる空間だ。醤油独特のすえた匂いとピンと張りつめた空気には冒してはならない神聖なものを感じる。本書は醤油に魅せられた著者が45の蔵を厳選し、店主から醤油造りのこだわりを聞き出している。震災の津波で被災して再建した蔵の苦労や、夫婦二人で営む小さな蔵では代々受け継がれた伝統を守っていく姿勢に醤油づくりの心意気が伝わってくる。私はホーロー看板の撮影が目的で醤油蔵を巡っているが、本書を参考に蔵の主人と話ができたら、楽しみも倍加すると思う。2021/11/02
ようはん
15
日本全国の醤油蔵巡り。読んでて醤油蔵を見学したくなった。各蔵の醤油と著者のおすすめレシピが紹介されてるのもまた良い。2020/06/27
ルート
7
自分がよく行く醤油屋さんも載っていて嬉しい。どの醤油屋さんも、それを続けていくために苦労があった様子で、一つ一つのエピソードを読んでいるとドキュメンタリーを観ている感覚になる。おいしい醤油は、素材の味を引き立たせてくれる。2024/12/25
Humbaba
3
大手のメーカであるからこそできることがある一方で、反対に小さな蔵だからこそできることもある。一流の材料を集めて、値段を気にせずできる限りおいしいものを作り上げる。そんな無茶ができるのも小さな蔵だからこそである。ほかの人と同じことをやっても仕方ないし、第一面白くない。ただお金が欲しいのであれば、醤油づくりよりもほかのことをした方が効率的である。それでも作り続けるのは、そこに楽しみを見出しているからこそである。2023/12/13
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