内容説明
ふるさとに想いを寄せる著者が父祖の地に立って、その政治、歴史、文化の跡をたどり、過去を知ることが未来を拓くべき所以を明らかにした好著。万葉の古代にさかのぼり、みちのくの歌枕を探ってすぐれた文化性を説いた。
目次
1 歌枕の国みちのく(多賀国府と北畠顕家;歌枕を歩く;歌枕の国みちのくの成立)
2 歴史と文化を訪ねて(宮城と仙台の地名の由来;万葉時代のみちのくと大伴家持;奥の高野・霊場松島 ほか)
3 徳川三代を生きた政宗(梵天丸から政宗へ;秀吉と政宗;家康への接近と仙台入城 ほか)
4 近代化への道しるべ(近代化をすすめた先人たち;学都をはぐくんだ藩の風土)