内容説明
昭和16年12月8日、「わたし」は六歳。小学校が国民学校と改称されて最初の一年生だった…。「頑張れ少国民」の声を背に受けつつ、戦時下の苛酷な日々を自らの歴史として生きたひとりの少女。その内なる「少国民」と訣別すべき魂の記録。愛媛文芸誌協会賞受賞作。
昭和16年12月8日、「わたし」は六歳。小学校が国民学校と改称されて最初の一年生だった…。「頑張れ少国民」の声を背に受けつつ、戦時下の苛酷な日々を自らの歴史として生きたひとりの少女。その内なる「少国民」と訣別すべき魂の記録。愛媛文芸誌協会賞受賞作。