内容説明
文学とともに歩み続けた高潔のまなざし。多くの小説家、文学者を見いだし、一方で同人雑誌とその活動を高く評価しつづけた久保田正文。単行本未収録の小説、短歌、評論、随筆、自伝、対談など重要著作を中心に収録し、巻末には年譜・著作目録を附した。文藝評論の泰斗、久保田正文の文学世界。
目次
『短歌と方法』
『八雲』・『短歌主潮』
文藝評論(否定的ヒュウマニズムの限界;文学青年の名誉回復 ほか)
時事評論(“珍妙”文学での流行;新田次郎賞と孤愁忌 ほか)
随筆(アランのことばをめぐって;文章と思想 ほか)
自伝「来し方の記」(飯田で文学青年らと交際;初仕事は友の訳書出版 ほか)
附録(鼎談・インタビュー;批判 ほか)
著者等紹介
久保田正文[クボタマサフミ]
1912年生~2001年没。作家、歌人、文藝評論家、文学研究者。東京帝国大学文学部美学美術史学科卒業。日本大学藝術学部教授を経て、大正大学文学部教授。法政大学・立教大学・早稲田大学非常勤講師。日本文藝家協会理事。第二十七回菊池寛賞受賞
小嶋知善[コジマトモヨシ]
1955年新潟県柏崎市生まれ。大正大学大学院博士課程単位取得満期退学。芝高等学校教諭、目白学園女子短期大学非常勤講師などを経て、大正大学文学部教授。専門分野は日本近現代文学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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