内容説明
病院・医者の“密室体質”を暴露する!日本式医療の“パンドラの箱”。今日も裏常識がまかり通る。
目次
はじめに―「医者に殺される」と言われても反論できない日本医療の裏事情
1章 ムダだらけの日本の医療の皺寄せはすべて患者に(徳洲会グループ事件は“ゼニ勘定医療”の氷山の一角;医療現場の三つのムダ―これがムダな治療、ムダな検査、ムダな投薬;心肺蘇生での病院のゼニ勘定;救急だけではない「間に合わない医療」のお粗末な実態)
2章 病院の「密室体質」を全部暴く(多発する医療事故―医者に殺される!?;頼れる病院・頼ってはいけない病院;医療のこの不備が患者の疑念の元になる)
3章 これがダメな医療の「隠れ蓑」だ(名ばかりの救急医療、これが実態;がん撲滅、「対がん総合戦略」の裏側で起きていること;専門医のムダづかいが医師不足を招く;あれもこれも「医療の疑問」隠ぺい作戦)
4章 病院・医者がゼニ勘定に走るワケ(開業医も勤務医も収支勘定が第一;医師と製薬会社のもたれ合い;はびこる患者不在の医療;アメリカの病院の「オープンシステム」に倣え!)
おわりに―ダメ病院・ダメ医療を避ける最善の知恵
著者等紹介
田島知郎[タジマトモオ]
医学博士。1939年長野県小諸市生まれ。63年慶應義塾大学医学部卒、67~74年米国ニューオリンズ市テュレーン大学外科留学、74年米国外科専門医試験合格。東海大学医学部外科学助教授、同大学東京病院院長を経て、2006年4月より同大学名誉教授。現在、東海大学東京病院、聖隷沼津病院、田島外科、すわやまクリニックで非常勤医師、最高裁判所任命専門委員を務める。日本外科学会特別会員、日本乳癌学会名誉会長(2009~)、アジア乳癌学会名誉会長(2007~)、第3回世界乳房健康協会総会会長(2005)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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