内容説明
現代経済の核心的な諸問題の分析をとおして、マルクス経済学の真価を現実に向かって発揮する視点と方法を指し示す。基本的視点は、現代の解明においてマルクス経済学は古くなったどころか、なお透徹した分析力を保持していることを述べることにある。
目次
第1部 金・ドル体制・国際通貨国特権(現代における金の意義―金廃貨論の検討;ドル体制下の日本―日本からアメリカへの富の移転;国際通貨国特権とアメリカの経常・資本取引―変動為替相場制下のドル)
第2部 経済のサービス化・社会資本論(経済のサービス化とはなにか;社会資本論)
第3部 近代経済学批判(近代経済学の特質;経済成長論の限界;ケインズの管理通貨論)
著者等紹介
山田喜志夫[ヤマダキシオ]
國學院大學名誉教授。1930年北海道に生まれる。1957年北海道大学経済学部卒業。1962年北海道大学大学院経済学研究科博士課程単位取得。1962年國学院大學専任講師。1965年國学院大學助教授。1971年國学院大學教授。2000年國学院大學退職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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