内容説明
本書は、いわゆるグローバル資本主義の暴走が、世界金融危機を媒介としていかにして今日の世界経済恐慌をもたらしたか、さらに恐慌自体がいかにグローバル資本主義を変容させつつあるかを理論と実証をつうじて明らかにしようとするものである。
目次
グローバル資本主義と二〇〇八年世界経済恐慌
1 グローバル化とその変容(グローバリゼーションとは何か;グローバリゼーションと国民経済;グローバリゼーションの経済学問題;金融資本再考;現代資本主義の変容と多様性)
2 現代国家の危機と将来(現代国家の危機;現代国家の将来)
3 日本経済の低迷と再生(バブル崩壊と九〇年代不況;九〇年代不況の示すもの;グローバリゼーションと日本型資本主義;激動の世界経済―グローバル化の変容と日本経済;日本経済の低迷と再生;望ましい経済システムを求めて)
著者等紹介
鶴田満彦[ツルタミツヒコ]
1934年8月中国東北ハルピン市に生まれる。1954年3月開成高等学校卒業。1958年3月東京大学経済学部卒業。1963年3月東京大学大学院社会科学研究科博士課程単位取得退学。1963年4月立正大学経済学部専任講師(1965年3月まで)。1965年4月中央大学商学部助教授(1972年3月まで)。1972年4月中央大学商学部教授(2005年3月まで)。2005年4月中央大学名誉教授。現在、中央大学名誉教授、経済学博士、財団法人政治経済研究所監事、日本キューバ友好協会理事長、日本経済学会連合理事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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