内容説明
社会主義が歴史に刻印してきたもの。「ソビエト型社会=政治体制」崩壊の歴史的意味。社会主義史を自由・平等、政治的自由・民主主義問題の視角から再検討し、その変遷の現在を見届ける。
目次
序章 自由と平等、政治的自由と民主主義の問題をめぐる社会主義思想・運動の歴史の第1段階と第2段階について
第1章 ロシア革命期における議会制民主主義とソビエト(協議会)民主主義
第3章 「ソビエト型社会=政治体制」の原型成立―その1「大転換」
第4章 「ソビエト型社会=政治体制」の原型成立―その2「体制」の原型(30年代体制)の塑造
第5章 「新しい型の民主主義」の探求と「ソビエト型」の拡張
第6章 「ソビエト型社会=政治体制」内部の改革運動
第7章 自由・民主主義問題をめぐる社会主義思想・運動の第2段階の終了と第3段階の始まり
著者等紹介
藤田勇[フジタイサム]
1925年朝鮮羅南に生まれる。1952年東京大学法学部卒業。東京大学社会科学研究所教授・神奈川大学法学部教授を歴任。東京大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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