21世紀とマルクス―資本システム批判の方法と理論

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  • サイズ A5判/ページ数 403p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784921190408
  • NDC分類 331.6
  • Cコード C3033

内容説明

“労働を基礎とする社会把握”を共通認識に資本主義システムを解析し、アソシエーション社会を展望する。マルクスに即してマルクスを読み込み、理論を鍛え展開し、未来を展望する共同作業。

目次

労働に即する社会把握の復権のために―ヘーゲル自己意識論批判と労働
第1部 資本システムの理論を鍛える(現代の産業循環・恐慌と信用―ドル体制下の世界;マルクス生産価格論の形成―『1861‐1863年草稿』を中心に;利潤率の傾向的低下法則と恐慌―『資本論』第3部第15章の主題との関連で;近代株式社会の本質―「資本のアソシエーション」の意味)
第2部 資本システムの理論を展開する(資本のシステムと労働時間―労働契約の法と経済;いわゆる「技術の内的発展法則」について―田辺振太郎氏の「動力と制御の矛盾」論の検討;預金通貨論批判―貨幣の二重化とそれぞれの異なる貨幣機能;「比較生産費説」批判―調和的国際分業論の検討;グローバル資本主義における労働とコミュニケーション的行為―労働とコミュニケーションの二元論をこえて)
第3部 資本システムのなかにアソシエーションを見る(賃労働からアソシエートした労働へ―労働市場なき市場経済はフィクションである;社会的分業の「ネットワーク」化と商品生産の揚棄―労働と交換における交互性(Wechselseitigkeit)の展開
資本・市場・競争―新しい社会形成の契機を求めて
私的所有の否定と個人的所有の再建―マルクスの人間解放論
世界市場と人間的解放―通過点としての「資本の傾向」)

著者等紹介

大谷禎之介[オオタニテイノスケ]
1934年生。法政大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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