いまなぜ教育基本法か

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  • サイズ A5判/ページ数 216,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784921190385
  • NDC分類 373.2
  • Cコード C3037

目次

第1部 いまなぜ教育基本法か―改正案提出にいたる過程から検証する(「統治としての教育」と「国を愛する心」;臨教審答申から教育基本法改正案まで―「教育の目標」と学校システム;教育基本法改正のどこが問題か―「教育の目的」と「普通教育」)
第2部 学級崩壊から教育基本法へ(「子ども問題」と教育基本法―質問に答えて;子どものなかの暴力と平和―学級崩壊から憲法・教育基本法へ;「暴力の文化」から「平和の文化」へ;「生きるかたち」を変える憲法・教育基本法の改正)

著者等紹介

竹内常一[タケウチツネカズ]
1935年生まれ。1960年、東京大学大学院修士課程修了。現在、國學院大學名誉教授。日本生活指導学会代表理事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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katoyann

25
教育基本法改正の問題点について解説している。それは一つには、日米安全保障ガイドラインの見直しに伴う「武装平和主義」、さらには「軍事国家化」を支持する国民の育成を目的としていることにある。これは、自民党の新憲法草案で9条2項が廃棄され、自衛軍が明記されたことと連動している。もう一つは、財界の要請に応じた新自由主義を支えるエリートの育成と、その結果生じる格差を是認する公共心の育成という問題である。改正はことのほか効果を奏しているようで、若年層の自民党支持率が高い。今回の選挙は、本格的な軍事国家化を問うものだ。2021/10/25

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