内容説明
国民国家と市場をベースとする20世紀的枠組みをのりこえる、分権型社会の地域政策と税財政システムを構想する。
目次
第1部 地域政策(地域と人間発達;内発的発展とインフラストラクチャー;インフラストラクチャーと公務労働;自治体行政の公共性と効率性;集権の20世紀から分権の21世紀へ)
第2部 財政分析(大震災と自治体財政;沖縄の自立的発展と県財政;大都市圏の自治体財政危機;分権的税財政システムへの転換)
著者等紹介
重森暁[シゲモリアキラ]
1942年生まれ。1972年京都大学大学院経済学研究科博士課程修了(京都大学経済学博士)。1972年高知大学文理学部講師。1980年高知大学人文学部教授。1983年大阪経済大学経済学部教授(現在に至る)。専攻財政学・地方財政論。著書に『地域と労働の経済理論』青木書店、1981年。『現代地方自治の財政理論』有斐閣、1988年。『分権社会の政治経済学』青木書店、1992年。『地方分権―どう実現するか』丸善ライブラリー、1996年その他
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。