内容説明
18の春、事故で右腕をそっくり失い、自殺まではかる。「でも生きててよかった」。今は、人生講話講師として、子どもたちに、明るく、その体験を語る。
目次
第1章 生い立ち―山の幸・川の幸にかこまれて
第2章 運命の歯車―片手は失ったが、いっぱいもらった人のやさしさ
第3章 職場に復帰―左手だけでも、立派に一人で生きてみせる
第4章 結婚―私にも、赤い糸で結ばれた人がいたのだ
第5章 家族ができた―人生で一番の感激は、私の赤ちゃんを見たとき
第6章 ボランティアに生きる―お世話になった分、社会に恩返しを
第7章 人生講話講師として―子どもの感性って素晴らしい!
著者等紹介
山内文代[ヤマウチフミヨ]
昭和24年、宮崎県東臼杵郡北方町に生まれる。学校卒業後、マラソンなどで有名な旭化成延岡工場に就職。18歳の春、就労中に右腕を機械のローラーに挟まれ、肩から切断する大事故に遭う。一時は自殺まで考えたが、周囲の励ましもあり見事職場復帰を果たし、健常者に混じっての電話対応コンクールで優勝するなどの活躍を見せる。29歳で結婚し、2人の男の子に恵まれた。平成12年からは、「障害者の自分を温かく見守ってくれた社会に恩返しがしたい」との考えからボランティア活動に専念。現在、人生講話講師として、自らの経験を子供たちに伝えることにより、障害者と健常者の架け橋になるべく、県内の学校を中心に精力的な講和活動を行っている
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。