戦前感化・教護実践史

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  • サイズ 46判/ページ数 640p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784921146184
  • NDC分類 327.85
  • Cコード C0036

内容説明

特別のことはなく、我欲をころしとことん子どもたちとつきあうこと―。感化法制定から100年。非行のあった子どもたちと寝起きを共にした稀有の教育的営みが、現代へ警鐘を鳴らす。日々、非行少年と面接している家庭裁判所調査官が実務家の目でまとめたわが国初の戦前感化・教護実践ドキュメント。

目次

第1編 備作恵済会感化院の組織と実践―会報分析を通して(備作恵済会研究の意義;前史;備作恵済会感化院の誕生と尾崎善蔵主事による運営 ほか)
第2編 香川県立斯道学園の「観察録」に見る明治期の感化実践(香川県における感化院の設立;感化院長田村亀四郎と職員;吉川亀四郎の家庭学校生徒観察録 ほか)
第3編 明治末期から昭和前期の感化実践史―東北六県の感化院を中心に(創設から明治末期の感化実践;大正期の感化実践;昭和期の感化実践)
第4編 少年教護法下の少年教護実践史(全国)(教育養護の模索と試行;戦時体制下の少年教護実践;終戦後の浮浪児等の保護)

著者等紹介

佐々木光郎[ササキミツロウ]
水戸家庭裁判所土浦支部・総括主任家庭裁判所調査官。1946年秋田県生まれ。1973年東北大学大学院教育学研究科修士課程修了。1991年最高裁家庭裁判所調査官、研修所教官、1997年文部省第16期中教審専門委員。現在、日本生活指導学会理事、秋田大学教育文化学部非常勤講師(生徒指導)を兼ねる

藤原正範[フジワラマサノリ]
神戸家庭裁判所・主任家庭裁判所調査官。1954年岡山県生まれ。1977年岡山大学教育学部卒業。1981年岡山家庭裁判所・家庭裁判所調査官。論文に「中学生非行の研究―中学在学時に非行のあった210事例を検討して」(家庭裁判月報第44巻11号掲載)。現在、社会福祉施設史研究会の協力員として歴史研究を行う
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