談義所から檀林寺へ―関東天台宗教団の推移

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 46判/ページ数 372p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784921145729
  • NDC分類 188.42
  • Cコード C1015

内容説明

鎌倉期以降、天台宗教団は東国に教線を展開し比叡山の学問を地方に広めている。その重要な役割を担ったのが談義所(談所)の設置である。室町時代になると、関東各地の談義所では比叡山に登り竪義を遂げる僧の教化を行っていた。所化はすぐれた能化と、典籍をたくさん所蔵する談義所を、笈を背負って遍歴し、学問に励んだ。本書は歴史史料だけでなく仏典や天台学僧の著述の調査・研究を通して、談義所が檀林へと移っていく過程を探り、関東天台宗教団の地方への展開の実態を明らかにする。永年の緻密な調査に基づく待望の労作。

目次

第1 武蔵国の天台宗談義所
第2 下野国を中心にした天台宗の談義所
第3 東信濃の天台宗談義所
第4 常陸国を中心にした天台宗の談義所
第5 上総国の天台宗談義所
第6 天台宗東叡山勧学寮と関東檀林寺
終章

著者等紹介

内山純子[ウチヤマスミコ]
1933年仙台市生まれ。1957年東北大学文学部国史学科卒業。東京大学史料編纂所で菊地勇次郎氏の指導を受ける。現在、東北大学国史談話会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

最近チェックした商品