目次
1 学齢期における教授・学習と知的発達の問題
2 就学前期における教授・学習と発達
3 教授・学習との関連における学齢児の知的発達のダイナミズム
4 児童期における多言語併用の問題によせて
5 書きことばの前史
6 生活的概念と科学的概念の発達
7 教育過程の児童学的分析について
著者等紹介
土井捷三[ドイショウゾウ]
1943年に生まれる。1972年北海道大学大学院教育学研究科博士課程を修了し、現在、神戸大学発達科学部教授、学術博士
神谷栄司[カミヤエイジ]
1952年に生まれる。1982年京都大学大学院教育学研究科博士課程を修了し、現在、仏教大学社会学部教授
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感想・レビュー
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Nobu A
6
レフ・ヴィゴツキー著書(土井捷三・神谷栄司翻訳)初読。03年刊行。まあ大学院時代にヴィゴツキー、特に「発達の最近接領域」理論を言及した論文は数本読んだことがあるので今回初めてと言う感じはしなかった。1934年に37歳で死没。今から100年前にこのような理論を確立していたのが驚愕。発話は無自覚なのに対して書記は自覚的と言うのが印象的。そう言う意味で幼児期に読み書きは非常に大切であり、どのような教授法及び学習法が効果的・効率的なのか興味が尽きない。ざっとパラパラ読み読了。2025/09/02
wattann
4
この理論を知って教育実践するのとしないのでは大きな違い2010/10/08
Juonn Izuhara
3
目の前にいる発達する主体としての子どもを了解する上で、必須の本。2019/12/31
そうとめ
2
発達の最近接領域についての定義が書かれている本。こどもの知識をIQのような発達水準 だけではなく、他者の力を借りて達する水準にも目を向け、その差を最近接領域としてい る所が大きな特徴です。 最初から、この本を読むのは、かなり難しいので、下記の本を読んでイメージをつかんで からの方が理解しやすいかなと思います。 ヴィゴツキー入門 http://blog.goo.ne.jp/aki-nagi-kae/e/91b40ddea1008efdd1d059918e3333372012/06/20
文狸
1
読んだ。 https://satzdachs.hatenablog.com/entry/2025/09/02/103931?_gl=1*lj6750*_gcl_au*Mjk1NzQ2MjYzLjE3NTY0MzI4NTM.2025/09/21