内容説明
教師の教師を生涯の課題に、教員養成一筋40年の著者が教師を志す学生たち、教師たちへのメッセージ。教材研究、組織・制度を論じる。
目次
第1章 教師になる学生たちへ(大学で何を学ぶか―教員養成の立場から;自分の頭で考える―私が教師に求めたいもの;「教職入門」開講の辞;講義 学生と教員の間;「学び」の道案内人としての小学校教師)
第2章 今、教師たちへ(授業の力量を高める以外にない;個性を生かし、意欲的に授業に取り組む教師をどう育てるか;授業づくりの力量をどう身につけていくか;「学ぶ力」を育てる学習観への課題;「学ぶ力」を育てる教材研究)
第3章 「大学における教員養成」を考える(日本の教師教育と宮城教育大学(MUE)
「大学における教員養成」を考える
教員養成における教育改革の課題―私的回顧を軸に
基調報告 国立大学と教員養成・研修)
第4章 これからの教師教育(実践的指導力養成実現の課題は何か;教員養成機関の組織原理―再編・統合の動向を通してみえるもの;教員の資質向上と教員制度改革;教員の資質向上と養成・研修の課題―教員養成の専門職大学院と免許更新制をめぐって;教員養成・研修の新しい段階―「教職大学院」に期待されるもの)