出版社内容情報
【著者コメント】
風景は時に人を癒してくれる、時に人を高揚させてくれる。人工的な都会も緑豊かな田舎も人がそこに住み、生きてゆく時、その風景は人の心に何らかの影響を与え、思いを抱かせる。
そんな事を思いながら、人の気配のない上九一色村に行ってみた。事件の記憶は日々風化していくけれど、その場所はあまり変わることなく今もあって、初めて見る何の変哲のない風景でありながら、私の心に胸騒ぎをおこした。
犯罪は私たちに無縁な事と思いながらも日常の隣でおきている。個々の事件を調べ、その現場に立ってみると、その景色は哀しい暴力を内包しているようにみえる。
写真はその胸騒ぎを写すのだろうか。
私の記憶にある事件から最近の事件まで、極力その現場に立ち、8x10で撮影したものです。
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有限会社縣写真事務所
縣(あがた) 正三
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内容説明
叫、強、凶、狂、競、怯、恐、狭、脅…そして、今日。あの胸騒ぎは写るのだろうか。
著者等紹介
県正三[アガタショウゾウ]
1950年1月3日栃木県生まれ。1972年日本大学芸術学部写真学科卒業。1972年株式会社野崎印刷写真部入社。1980年有限会社縣写真事務所設立、フリーとして独立。1984年個展開催。1997年広尾から東麻布に移転
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