内容説明
「一国一城の主になりたい」という子供の頃の夢を実現するために、50歳にして会社を辞めた。しかし、思わぬ事態が待っていた。悪性リンパ癌の宣告である。10回の抗癌剤投与と20回の放射線照射のかいもなく完治しないままの退院。でも、不思議な、人との出会いがあって、最終的にはまったく経験のない美容室をやることになった。こうしてミレニアムの年の八月四日に「美容室Cure」がオープンした。
目次
第1章 独立編・経営は素人でもできる!?(おみくじの力は絶大なり;「初心忘るべからず」を実感 ほか)
第2章 闘病編・脱サラで命が助かる(蕎麦屋をめざして修業;蕎麦道場での友だち ほか)
第3章 オープン編・「美容室CURE」の経営に挑戦(未完治の退院;ありとあらゆる抗癌食品を試す ほか)
第4章 学生編・早く社会人になりたい(良き先生に恵まれた;人はみな平等 ほか)
第5章 サラリーマン編・遠回りな人生にも意味がある(生意気な新入社員;仕事に貴賎はない ほか)
著者等紹介
小松泰三[コマツタイゾウ]
1948年長野県生まれ。広島大学工学部卒。25年間勤めたサラリーマン生活を50歳でやめた直後、癌の宣告を受ける。1年間の闘病生活を経て、2000年8月美容室の経営を始め、現在に至る。本名、松島久治
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