内容説明
夜の温海海岸で拉致された18歳の高校生紀和子。彼女のおなかには、三ヵ月の子どもがいた。半島北の国で母となった紀和子に、母国の土を踏むときはいつかくるのか。
著者等紹介
志茂田景樹[シモダカゲキ]
1940年静岡県伊豆生まれ。中央大学法学部を卒業し、様々な職業を経験した後、1976年『やっとこ探偵』で第27回小説現代新人賞受賞。1980年『黄色い牙』で第83回直木賞受賞。近年は「よい子に読み聞かせ隊」を結成、童話の読み聞かせ活動を盛んに行い、絵本、童話の創作を手がける。帝京短大客員教授としても活躍中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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