内容説明
よいちたち三兄弟のお父さんは言いました。「わたしたちは、シカをはじめとするえものを、山の神からのさずかりものとしていただいてきた。だが、人間はそうではない。おまえたちは、人間と戦いながら生きていくことになるだろう」よいちは、お父さんが言ったことを、かくごを決めて強く生きろというはげましの言葉として受け取りました。絶滅!の運命からよいちは逃れられないのか。
著者等紹介
志茂田景樹[シモダカゲキ]
1940年静岡県伊豆生まれ。中央大学法学部卒業後、様々な職に就く。1976年「やっとこ探偵」で第27回小説現代新人賞受賞。1980年「黄色い牙」で第83回直木賞受賞。近年は「よい子に読み聞かせ隊」を結成、童話の読み聞かせボランティアを盛んに行っている。帝京短大客員教授でもある
よしざわようこ[ヨシザワヨウコ]
青山学院大学英米文学科卒業。米国パシフィック大学に交換留学し、様々な絵本と出会い、翻訳とイラストを志す。ナミビア、南アフリカ、ボツワナの野生動物保護区で十カ月に及ぶテント生活を体験し、野生動物を間近に観察。ワークショップオー・エム会員
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