内容説明
欧米では100年以上たったアパートメンツでも、構造体がしっかりしているので、きめ細かい修理をすれば立派に住みつづけることができます。それにくらべて今日、分譲されている日本のマンションのなんとお粗末きわまりないことか。阪神大震災で次々と暴かれたマンションの“手抜き・欠陥工事”の数々は、私たちに大きな衝撃を与えました。その恐るべき手口を多くの実例をあげてわかりやすく解説します。そしてあなたの大切な資産が、“REAL ESTATE”となるよう、本書のチェックポイントをぜひ活用してください。
目次
第1章 “安全・資産神話”は、かくして完全に打ち砕かれた
第2章 阪神大震災で欠陥・手抜き工事がぞくぞくと暴かれた
第3章 コンクリートは、いまやまったく信頼できない
第4章 これではマンションの品質は低下するばかりだ
第5章 “低グロスマンション”は、とんでもない欠陥商品だ
第6章 カビとダニ、建材物質汚染の問題も忘れてはならない
第7章 住宅設備機器にも思わぬ落とし穴がある
第8章 超高層や高層に住むのはやめなさい
第9章 “定期借地権付き”の安さに飛びつくのは危険だ
第10章 マンションの価格は、サジかげん一つで決まる
第11章 売買契約をするとき、あたまから信用してはいけない
第12章 権利関係をめぐるトラブルもつきない
第13章 コンクリートの“粗大ゴミ”になるのは避けられない