アニメジェネレーション―ヤマトからガンダムへのアニメ文化論

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 234p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784916117595
  • NDC分類 778.77
  • Cコード C0036

出版社内容情報

若者たちがロマンを抱いた、名作SFアニメの世界―その時代を照射する、画期的アニメ文論を提起。
●本書は、70年代~80年代前半に一世を風靡した『宇宙戦艦ヤマト』、この誕生、流行、衰退の歴史を時代の風潮、とくに若者意識の変化の中で描いた画期的労作です。
●そして、この『宇宙戦艦ヤマト』にとってかわられた、80年代~90年代の『機動戦士ガンダム』や宮崎駿作品『エヴァンゲリオン』などのSFアニメーションを独自の視点で素描したアニメ文化論です。

目   次
はじめに 9
  映画館を取り巻いた子供と若者 9
  なにが熱狂させたのか 10

第1章 『宇宙戦艦ヤマト』の誕生 13
  新鮮で衝撃的映像 14
  空前の大ブーム 18
  時代の寵児・西崎義展と角川春樹 21
  『ヤマト』の始動 25
  赤く焼けただれた地球 27
  イスカンダル─異星の女神 30
  ガミラス─人間的な悪玉 34
  古典的な地球人たち 37
  メカと戦闘─実写を凌ぐ緻密な描写 40
  宮川泰の音楽 44
  ギクシャクした映画 47
  SFとナショナリズム 49
  『スタートレック』とハインライン 52
  日本初の長編アニメから 56
  七〇年代の危機的SF 57
  ナショナリズムと平和主義 59
  「ガミラスならびに偉大なる地球に栄光あれ」 60
  『海底軍艦』の影響 63
  女性による自己犠牲と救済─「古代君が死んじゃう!」 66
  『ハーロック』『999』『コナン』 69
  『スターウォーズ』と『未知との遭遇』 73

第2章 時代の波に乗った『ヤマト』 77
 ●『さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち』 78
  待望の続編 78
  ストーリー─新  『宇宙空母ブルーノア』に二匹目のドジョウ? 128
  夢も希望もない若者たち 130

 ●『ヤマトよ永遠に』 134
  『ヤマト』はファンのもの 134
  ストーリー─デタラメな作劇 137
  SFからファンタジーへ 140
  雪とミオ─彼女たちが主人公 142
  ハイテク映像に押されるアニメ 147

 ●『宇宙戦艦ヤマト3』 150
  二桁視聴率 150
  ストーリーと処理 151
  東西冷戦の反映 156
  戦争と平和 159

 ●『宇宙戦艦ヤマト 完結編』 162
  蘇る沖田艦長と眠りにつくヤマト 162
  ストーリー─宇宙に大異変 163
  処理─緻密さを取り戻す 166
  ディンギル─究極の敵役 170
  原点への回帰 176

第3章 『ヤマト』から『ガンダム』へ アニメ文化論序説 179
  『ヤマト』に描かれる「愛」とは? 180
  敵役の行方 183
  ワーグナー劇との相似 188
  危機の克服というテーマ 192
  『ヤマト』以降、やはり『機動戦士ガンダム』 195
  より感覚的に『超時空要塞マクロス』『うる星やつら』へ 200
  アニメとその時代背景 203
  アニメにしか夢を託

内容説明

若者達がロマンを抱いた名作SFアニメの世界―その時代を照射するアニメ文化論。

目次

第1章 『宇宙戦艦ヤマト』の誕生(新鮮で衝撃的映像;空前の大ブーム;時代の寵児・西崎義展と角川春樹 ほか)
第2章 時代の波に乗った『ヤマト』(『さらば宇宙戦艦ヤマト愛の戦士たち』;『宇宙戦艦ヤマト2』;『宇宙戦艦ヤマト新たなる旅立ち』 ほか)
第3章 『ヤマト』から『ガンダム』へ―アニメ文化論序説(『ヤマト』に描かれる「愛」とは?;敵役の行方;ワーグナー劇との相似 ほか)

著者等紹介

井上静[イノウエシズカ]
10月29日東京生まれ。サブカルチャーアナリスト。法学部法律学科卒業、アニメ・映画研究にかかわる
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

結城あすか

0
なんかどこかで読んだ感じの本だと思ったら、数年前に出た『宇宙戦艦ヤマトの時代と思想』(世論時報社)と同じ著者で、内容も文章を読みやすく整えただけみたいにょ。サブタイトルに『ガンダム』とかついてるけど、ヤマト以降の作品のひとつとして他の作品とともに少し触れられてるだけで、その点ではインチキ臭いタイトルだにょ。2004/02/17

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/272281
  • ご注意事項

最近チェックした商品