出版社内容情報
金日成・金正日の主体思想が初めてマルクス主義の立場から全面的に検証される。同時に朝鮮総連の現状も暴露される。
第1章〈主体(チュチエ)論〉と〈社会主義革命〉
第1節〈チュチェ論〉と〈一国社会主義論〉
事大主義に反対する〈チュチェ論〉
〈チュチェ論〉のアキレス腱
スターリンの〈一国社会主義論〉とその矛盾
〈民族主義〉と〈プロレタリア国際主義〉
第2節 キム・イルソンのスターリン崇拝と〈国際主 義〉
キム・イルソンの信じた〈マルクス主義〉
キム・イルソンのソ連中心的〈国際主義〉
キム・イルソンのチトー批判とその修正の仕方
第2章〈チュチェ論〉の〈チュチェ哲学〉への「改造」 第1節〈チュチェ概念〉の変遷
初期の〈チュチェ概念〉
民族主義の高揚と〈千里馬運動〉
〈チュチェ確立〉内容の変化
〈チュチェ思想〉の統治思想化
〈チュチェ哲学〉化と思想大国化
第2節〈チュチェ哲学〉の特徴と問題点
〈チュチェ哲学〉の基本内容
〈チュチェ哲学〉の特徴
〈チュチェ哲学〉の問題点
第3章〈首領独裁論〉に奉仕する〈チュチェ哲学〉
第1節 マルクス主義からの決別としての〈首
北朝鮮問題は、今後の日本政治の最大のテーマのひとつです。こういう意味では、ここで書かれているマルクス主義の立場からの北朝鮮の真剣な批判は、意義があると思います。
内容説明
朝鮮大学校元教員が暴く金日成・金正日の主体(チュチェ)思想の全て。
目次
第1章 “主体(チュチェ)論”と“社会主義革命”(“チュチェ論”と“一国社会主義論”;キム・イルソンのスターリン崇拝と“国際主義”)
第2章 “チュチェ論”の“チュチェ哲学”への「改造」(“チュチェ概念”の変遷;“チュチェ哲学”の特徴と問題点)
第3章 “首領独裁論”に奉仕する“チュチェ哲学”(マルクス主義からの決別としての“首領独裁論”;“首領独裁論”と“チュチェ哲学”)
第4章 “首領独裁論”導入による朝鮮総連の衰退(八・一五後在日朝鮮人運動と朝鮮総連の結成;朝鮮総連への“首領独裁論”の導入 ほか)
-
- 和書
- 生物はみなきょうだい