内容説明
幼いころから野良で遊び、台所に立ってきた少年は本場のフランス料理にあこがれ、暮らしの中の料理を学びに友人たちに会いに行く。
目次
第1章 ぼくのこと
第2章 フランスの首都 パリ
第3章 アルプスのふもと シャンベリー
第4章 “美食の街”リヨン
第5章 ジェレミーの故郷 トゥールーズ
第6章 料理修業の旅 まとめ
著者等紹介
ケイタ[ケイタ]
林圭太。2008年神戸市生まれ。幼い頃から台所で料理をするほか、なにかを作ることが大好きな小学6年生(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
アキ
88
超オススメ本。昨日高橋源一郎の飛ぶ教室で取り上げられていた本です。ケイタは小学6年生。両親と弟2人とネコとイヌとニワトリと、自分たちで農業をしながら暮らしています。一番近いコンビニまで自転車で1時間20分かかります。忙しい時には世界中から130人ものボランティアに来てもらいます。フランス人のジェレミーは家族みたいになり、フランス語も教えてくれた。今年2月にお母さんと1ヶ月フランス中を旅して料理を教えてもらったよ。そんな料理のレシピを教えてあげるよ。僕の趣味は400ページ以上の世界の名作の本を読むことだよ。2020/11/14
yomineko@ヴィタリにゃん
80
ご両親の考えで神戸から長野へ移住。子どもにとってこれほど良い事はないと思える!素晴らしい自然と動物に囲まれて毎日が天国!お母様はお料理が好きではないと仰るがケイタ君は逆。クラウドファンディングで資金を募り、フランスまで料理修行に出かけたのはすごい!小さい頃にこんなに良い経験が出来たのは移住のお陰!お宅には海外から沢山のお客様が手伝いに来ており、そのつながりで実現した様だ。パリのおしゃれさよりも田舎の方に惹かれた。野菜スープが滋養たっぷりでとてもおいしそう!2022/10/23
たまきら
42
高橋源一郎のおすすめから。とても豊かな人のつながりを育んできたご家族と、料理大好きなご長男にほっこり。私も小学生のころにどうしたらもっと美味しく料理が作れるか研究したなあ…。彼がクラウドファンディングをし、作り上げた素晴らしい旅と本にワクワクしました。体調があまりよくない様子とか少し心配になりましたが、楽しいって一番だよね!巻末で紹介されているじぶんたちの家づくりも本があるなら読みたいな。2022/08/06
ま
40
問題意識をもって追求する。学びって本来こういうことだなと感心した。大人が無意識のうちに子供の可能性を潰してることってかなりあるのかもしれない。著者の学ぶ姿勢に感嘆するが、「フランス人は朝、お米を全然食べないんだな」とか普通の小学生っぽい一面も見せていてほっこりする。ケイタ君、どんな大人になるんだろう。2023/06/11
ふじ
20
現実とのギャップにやられるかな…と思ったけど、そんなことない。いいものはいい。読んで良かった。農村移住で田舎暮らししている一家の長男坊が、本場のフランス料理を知りたい、と家族の友人頼りに旅に出る。小学生なので料理に対する評価が率直で面白い。読みながら、やはり実体験に勝る学びはないと感じた。コロナで体験の機会がめっきり減ったけれど、やはり価値あることだ。その環境を自然に整えられる親も尊敬する。2021/10/28
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- 和書
- 退職後は海外移住計画