内容説明
かつて地域の総合医療担当として、いのち誕生のいとなみに人間味溢れる介助を惜しまなかった助産婦たち。深い森に湛えられた水のように、自分らしい「産み」を求める女性たちの性に寄り添い支える、かけがえのないその専門性が再び光を放ちはじめた。
目次
プロローグ 「わたし」ヘの聞き書き1
1 お産現場からの報告1 一九八八年まで(消えゆく助産所;いのちに優しく ほか)
2 助産婦たちの軌跡―一九七七年~一九八八年(働く母として―岡田ミサエさん(一九七七年)
一代の仕事―井上きみいさん(一九七九年) ほか)
3 お産現場からの報告2 一九九六年まで(実情;新しい助産所マタニティ・アイ ほか)
4 「わたし」への聞き書き2 あれから一〇年(胎児期の記憶;娩出のとき ほか)
著者等紹介
駒井秀子[コマイヒデコ]
1968年國學院大学卒業。同年ソニー高等学校教員。1973年同校廃校のため退職。現在、18年間続けた「八百屋かしわや」は2004年12月で閉店。その後は1、2回の「かしわや同窓会」としてほそぼそ継続。2004年秋に「市民講座『萌木』」を女3人で立ち上げ、平和・人権・アジア・福祉・ジェンダー・からだ・こども・文学等々を主題に月平均15航座ほどを開講し、その3分の2を担当している。また始めて30年余になる文庫活動・おはなしおばさん・ピアノと朗読の活動を行う(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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