内容説明
ベランダの鉢植え、小さな畑、いま、ここから、いのちつながり合う暮らしへ。一本の木、一粒の種、水、土、虫、鳥、動物…あらゆる自然のいとなみに耳を澄まし、教わる環境の世界。わかち合う暮らしとコミュニティー。１９７０年代後半、オーストラリアで生まれた永続性ある農的暮らしの体系―パーマカルチャーの日本における実践とその全体像が初めてまとめられた本書にはまた、パーマカルチャーとの出会いから、その深い知恵に触れていくみずみずしい体験が各地から寄せられている。
目次
パーマカルチャーって何？
世界をデザインする
自然と調和したライフスタイルを考える
ビル・モリソンの想い
楽園で暮らす～レインボー・バレー・ファーム滞在記
自然農～私の場合
小さな農
イサカのエコビレッジ
自然から学ぶための観察
心地よい暮らし〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
壱萬参仟縁
5
安曇野での実践は、これから自然と調和した魅力ある暮らしデザインを志向する人にとって、勇気を与えてくれる。評者も市民農園とか、PCでストレス病の克服を図りたいものだ。コミュニティー経済活性化の黄金律は、小さく始め、経験から学び、できることで参加し、みなに役立つ自分だと確認し、協働し、2人以上がプロジェクトを理解していること（糸長浩司先生、80頁）。神奈川県藤野町篠原集落は人口230人だが見事に地域再生を果たした（８１頁～）。貴重な成功事例。2013/05/24
Carlos
2
お勉強2014/06/27
うみ
1
★★☆☆☆ 入門には難しいかな。。2018/03/18
RingWondeRing
1
既に実践している方の話がたくさん出て来て、ほんとにこんな素敵なことがありえるのか。。。と驚いた。本の中では、いわゆる枠にはまったハウツーなんかは書いてなくて、それがかえってよかった。パーマカルチャーってなんじゃ？というのを複数人から一気にお話を聞ける、みたいな本。複数人のいろんな時期の文章を集めたものなので重複や解釈の違いや実践方法が違うのだが、逆に誰もに共通してる概念が見えて来たりする。違っていい部分と外してはいけない大事な部分がわかった気がする。私はパーマカルチャーってどんなものなのか前提知識がない状2012/02/24
あじといわし
1
パーマカルチャーということをこの本で初めて知りました。先進国である日本が開発途上国を支援しているのではなく、開発途上国に支援されているというのが今の日本の姿であることに気がつかされました。まずは、自分食料自給率を上げるための行動（畑仕事）をしたいと思います。2009/05/29
