ユダヤ、アングロサクソンに勝つ知的武装―先物文化の復興が日本の命運を決める

ユダヤ、アングロサクソンに勝つ知的武装―先物文化の復興が日本の命運を決める

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  • サイズ B6判/ページ数 269p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784916109101
  • NDC分類 676.4
  • Cコード C0034

内容説明

ビッグバンが始まったが、そこでは、グローバル・スタンダードという言葉がキーワードとして使われている。グローバルというと聞こえはよいが、中味を一皮めくってみると、何のことはない、ユダヤやアングロサクソンの連中がやっているやり方に日本も引きずり込もう、といっているにすぎない。先物文化度がまだまだ低いわが国が、こんな連中にかき回されると、それこそひとたまりもない。尻の毛まで引き抜かれてしまいかねない懸念を感ずるのは、おそらく著者一人だけではあるまい。そういう意味からも、一日も早くわが国に先物文化を根づかせ、先物取引やオプション取引を利用して損失を回避したり、利益を追求するのは、決して悪いことではないし、逆に立派な経済行為なのだ、という通念を打ち立てないと、それこそユダヤやアングロサクソン資本に、いいようにカモられてしまうという恐れがある。本書では、必ずしも真正面からユダヤやアングロサクソンに勝つための方法を扱っている訳ではない。しかし、できるだけ多くの読者に読んで頂いて、先物取引が経済や社会において果たしている役割を、少しでも理解してもらいたい。

目次

第1章 先物取引の歴史(レンブラント、東インド会社、そして先物取引―十七世紀のオランダが生んだ傑作;取引所はスパイスの売買から始まった―冒険者たちが追い求めたアジアの絶品;コーヒーハウスの中で育った証券業者―世界で最初のバブル経済とその崩壊 ほか)
第2章 先物取引の旅(シカゴには先物取引がよく似合う;アメリカの先物市場を大きく変えた穀物メジャーと石油王―クックとハント兄弟を中心に;ウォール街に代表される株式のメッカ、ニューヨーク―しかし先物ではシカゴに一歩譲っている ほか)
第3章 先物取引と文学(『家族会議』にみる兜町と北浜;『赤いダイヤ』に取り憑かれた人たち;『百戦百勝』―働き一両、考え五両 ほか)
第4章 先物取引の理論と思想(オプション取引がノーベル賞をとった;もう一人のノーベル経済学賞―H.マーコビッツ;先物取引で財をなした大経済学者ケインズ)

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