内容説明
本書の主要目的は、エネルギーデリバティブの価格設定とリスク管理に関するアプローチを出来る限り多く取り上げ、各モデルについての議論を深め、それぞれが互いにどう関係づけられるかを示すことにある。
目次
第1章 序章:エネルギーデリバティブとそのモデル化ならびに価格設定の基礎概念
第2章 スポット価格
第3章 エネルギー市場のボラティリティ推定
第4章 エネルギーのフォワードカーブ
第5章 エネルギーデリバティブの構造と適用
第6章 スポット価格モデルと標準的デリバティブの価格設定
第7章 スポット価格モデル:経路依存型とアメリカン・オプション
第8章 フォワードカーブモデル
第9章 エネルギーデリバティブのリスク管理
第10章 バリュー・アット・リスク
第11章 エネルギー市場の信用リスク
著者等紹介
クルーロー,レス[クルーロー,レス][Clewlow,Les]
ラシマ・グループ(Lacima Group)共同創設者、プリンシパル。シドニー工科大学経済学部ならびに英国ワーウィック大学金融オプション研究センターアソシエート・リサーチ・フェロー。物理ならびに宇宙物理の1級優等学位(バーミンガム大)、コンピューターサイエンス博士(ワーウィック大)。専門はエネルギー・商品リスク管理、価格設定、エキゾチックオプションのヘッジ、金利モデル、数値解法アルゴリズム
ストリックランド,クリス[ストリックランド,クリス][Strickland,Chris]
ラシマ・グループ(Lacima Group)共同創設者、プリンシパル。シドニー工科大学経済学部ならびに英国ワーウィック大学金融オプション研究センターアソシエート・リサーチ・フェロー。数学の1級優等学位(リバプール大)、数学修士(ワーウィック大)、ファイナンス博士(ワーウィック大)。専門はエネルギーデリバティブの価格設定、金利モデル、数値解法アルゴリズム
山木要一[ヤマキヨウイチ]
1960年東京生まれ。1983年東京大学工学部原子力工学科卒。1983年東洋エンジニアリング(株)入社。1988年アクセンチュア(旧アンダーセンコンサルティング)入社。2001年エンロン・ジャパン入社。2002年エナジクス(株)設立。代表取締役就任、米オープンリンク社の日本国内代理人。2003年(株)ファーストエスコ非常勤取締役を兼務。現在、エネルギーデリバティブのコンサルタントとしてエネルギートレーディング事業立ち上げ支援や関連パッケージソフトウェアの紹介を行っている。2002年3月より、雑誌「エネルギーフォーラム」に「エネルギーデリバティブ入門」を6回(6ヶ月間)にわたって連載、2003年3月より同誌に「続エネルギーデリバティブ入門」を6回(6ヶ月間)にわたって連載
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