水のゆくえ―舟越桂作品集

水のゆくえ―舟越桂作品集

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  • サイズ A4判/ページ数 159p/高さ 30cm
  • 商品コード 9784916094605
  • NDC分類 713
  • Cコード C0071

内容説明

「混沌を鮮明に語ること」―舟越作品の重要な基底を成す作品群を収載。静かな陰影の中での、多角的な撮影が、存在の奥行きを伝える。

目次

1 水のゆくえ
essay 須賀敦子・沈黙の空間―舟越桂さんの彫刻
2 森にのこる言葉
3 かくされた小石
critical essay 水沢勉・透明な空気の囲い―舟越桂の木彫について

著者等紹介

舟越桂[フナコシカツラ]
1951年岩手県盛岡市に生まれる。1975年東京造形大学彫刻科卒業。1977年東京芸術大学大学院美術研究科彫刻専攻修了。1985/86年東京芸術大学彫刻科で教鞭を執る。1986/87年文化庁芸術家在外研修員として一年間ロンドンに滞在。1989年東京造形大学彫刻科で教鞭を執る(現在に至る)。1990年東京芸術大学彫刻科で教鞭を執る(~1991年)。サンフランシスコ、ロサンゼルスにてエッチングを制作。1991年タカシマヤ文化基金第1回新鋭作家奨励賞を受賞。1992年『森へ行く日舟越桂作品集』を求龍堂より刊行。現在、東京に住み、制作する
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感想・レビュー

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36
須賀さんの文章が掲載とのことで、是非栄養にしようと図書館でよんだ、舟越桂さんの作品集。この間の展覧会でみた、スフィンクスシリーズや異形ものが、つくられる前の作品集だったので、より素朴で落ち着いた印象をうけたけれど、相変わらず彼の作品は、わたしの心をとらえて離しませんね。須賀さんの文章は、コピーに加え、持ち歩いている万年筆で、手帳にもメモ。また、作品集の巻末にある、舟越さんの主要文献目録と年譜もコピー。展覧会図録や作品集の類いは、巻末の資料一覧も要チェックです。2015/09/12

Bartleby

11
赤々舎の姫野希美さんが院生時代に編集した、舟越桂の彫刻作品集。真っ先に思い浮かんだ言葉は"透明"。舟越桂といえば大江健三郎の小説の挿絵や須賀敦子のエッセイの表紙でもよく知られる。面白いのは何といっても眼の表現の変化。初期作品の人間の眼はわりと純真なのに対し、しだいに眼の表情が深みと憂いを帯びていく。正面からだけでなくあらゆる角度から見た写真も豊富で嬉しい。制作過程がわかるメモまで掲載されている。須賀敦子の美しいエッセイ付き。2022/10/09

のんたんの

2
『オリジナルな体験を大事にする。簡単に何かの考えに結び付けるのは安易』など。制作メモも一緒に観れる。ストイック。。2009/09/14

0
参考資料に。作品の写真の構成が非常に丁寧で、立体を作品集として書物に編むことの困難を思った。2014/08/05

あっぺ

0
大好きな作家さんの作品集。

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