目次
巻頭座談会 文学はなぜマンガに負けたか!?(永井豪;里中満智子;高橋源一郎;鈴木隆之)
原作者=小説家として、マンガ家として
「時代」を語るマンガ/文学
「少女マンガ」という名の文学ジャンル
文学とマンガの「世界」
対談 小説とマンガ、その表現の歴史(関川夏央;斎藤光)
性表現における「ことば」と「マンガ」
文学とマンガをめぐる「笑い」
特別収録 赤塚不二夫VSタモリ―トークショーin JR京都駅
特別座談会 アニメーションとアニミズム―「森」の生命思想(梅原猛;宮崎駿;網野善彦;高坂制立;司会:牧野圭一)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
阿部義彦
11
古書市で。青幻舎の木野評論というムックの増刊号。過去の総まとめの様で大きく扱ったのと、抄録のみに終わった記事の落差が大。『アニメーションとアニメズム』と題した大特集はカラーページで宮崎駿まで迎えて力をいれた様だが、自分は宮崎駿にもアニメにも興味が無く飛ばした。漫画原作者の関川夏央の対談が良かった。→大友克洋はアメリカで売れるがヨーロッパでは売れない、谷口ジローはヨーロッパでしか受けない。その他性表現に関しては山本直樹のインタビューが〇。当時ピカイチの評価は岡崎京子、リバーズエッジと高野文子、絶対安全剃刀。2025/02/09
ひろただでござる
0
当時の漫画家さんたちがどう考えていたかわかるが、受け手のワタクシは面白ければそれでイイ!で長年あれこれ読み漁ってきてるんで偉そうなこと言えません…「文学」の「学」があかんのやろね…いや、マンガも「まんが道」があったしなぁ…関係ないか。『アニメーションとアニミズム』と題した座談会が特に面白かった。「もののけ姫」の理解度が、梅原猛「関西と関東とはだいぶ違います。」宮﨑駿「全然違いますね。」ということだがそんなに違いがあるのか?ということは映画のヒット理由が関西と関東で違う?あるのなら色々と聞いてみたいけど…2014/08/08