内容説明
デビュー作『風の歌を聴け』から『ねじまき鳥クロニクル』まで。作品・作家ゆかりの地を歩き、写真と文で村上ワールドを読み解く、ファン垂涎の貴重なフォト・グラフィティ。ベストセラー『ノルウェイの森』を生んだ学生寮やジャズの店をはじめ、「あの空間/あの時代」がいま鮮烈に甦る。
目次
第1章 青春の場所
第2章 「世界」の情景
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
akihiko810/アカウント移行中
22
村上春樹作品世界に登場する、「東京」を散策する写真と文章。印象度B+ 「ノルウェイの森」の舞台となる69年の早稲田など。安保闘争の激動の時代。 そして現代の東京。モノクロの写真がいい味。村上春樹の作品をまた読み返したくなった。2025/04/08
遠藤三春
5
「何かが喪われてしまった青春を確認した1970年代、喪失感から一歩踏み出し他者や社会との繋がりを模索した80年代ー、」村上春樹作品の70から80年代作品のモデルとなった場所や時代背景について。村上作品はまだ手当り次第読むだけで、執筆した順番とか気にしてなかったから、あとで作品確認しよう。2012/07/25
総代
4
初期三部作より、おそらくは喪失よりも先へすすんだハードボイルドワンダーランド、国境〜、ねじまき鳥…他者との関係、距離といったディスコミをも含めた一連の作品が好きなので。ディティールにこだわりだしたのもその頃のように思える。2011/06/21
らっそ
3
気づき:東京にいるうちに歩いておこう 気になる一文:ことばは他者の死の重さと軽さのあわいを彷徨う2010/09/20
コウ
1
★★☆☆☆2008/06/15