内容説明
映画はその草創期から超現実的な世界への憧れと恐れを映しつづけてきた。初期映画の試行錯誤から今日まで、映画がつくりあげてきた夢と不可思議の世界をさぐる。
目次
総論 日本映画の怪奇と幻想
1 怪奇映画の系譜(初期日本映画の怪奇とトリック―牧野省三と尾上松之助の忍術映画を中心に;新東宝のお化け映画と『東海道四谷怪談』―ジャンルの復活と革新;変身人間の特異性―東宝“変身人間シリーズ”をめぐって;大映の妖怪映画―「妖怪三部作」を中心に)
2 怪談の女たち(四谷怪談映画のお岩たち―歌舞伎と別れ、別の女へ;怪物化する女優たち―猫と蛇をめぐる表象;『リング』三部作と女たちのメディア空間―怪物化する「女」、無垢の「父」)
3 怪奇と幻想の造形(矢と甕、門と室、魂と魄、あるいは白い黒澤―『蜘蛛巣城』論;ゴケミドロ、お前は誰だ;怪奇と幻想の廃墟―鈴木清順『悲愁物語』論;ホラー対ヤクザ―Vシネアストの極私的考察)
著者等紹介
内山一樹[ウチヤマカズキ]
DVDプロデューサー。専攻は映画史・映画技術(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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