内容説明
「グスク」「ニライ・カナイ(ミルヤ・カナヤ)」など、沖縄を象徴する言葉はどこからきたのか。沖縄最古の歌謡集『おもろさうし』の言語を、姉妹語である大和古語と比較しながらその語源を探り、特有の文法体系を解き明かす。
目次
1 沖縄古語の語源(グスクの語源;テダの語源;オモロの語源;按司の語源;ミルヤ・カナヤの語源;アマミヤ・シネリヤの語源;オボツ・カグラの語源)
2 おもろ語の文法と表記(係り結びの種類と用法;形容詞の種類と用法;助詞ガの表記;助詞テの表記と語釈;類推表記をめぐって)
著者等紹介
間宮厚司[マミヤアツシ]
1960年8月東京都に生まれる。1983年3月学習院大学文学部国文学科卒業。1987年3月学習院大学大学院人文科学研究科博士後期課程中退。1987年4月鶴見大学文学部専任講師。1995年4月法政大学文学部助教授。2003年3月博士(文学)号取得。現職、法政大学文学部教授。専攻は日本古典語学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。