内容説明
暴力がふるわれる個々の現場に着目し、暴力発生の仕組みや歴史的・文化的背景を理解することで、世界に蔓延する暴力の本質を見きわめる。
目次
序論 暴力とは何か
1 表象としての暴力(説教と暴力―ヨーロッパ中世の例話に見るユダヤ人へのまなざし;ツールとしての暴力―中世サイクル劇と『パッション』;フィルムの帝国と物語の暴力―ゾンビ・感染・他者恐怖;内在化する暴力―現代のバラエティー番組にひそむ闇)
2 歴史における暴力(暴力的性関係の成立―平安期の女と男;陰陽師の暴力―鎌倉幕府の移転を例として;沖縄戦と「靖国」―暴力としての心理操作;医療技術と暴力―医療の安全と信頼の回復のために)
著者等紹介
服藤早苗[フクトウサナエ]
1947年生。埼玉学園大学人間学部教授。日本史(平安時代)・ジェンダー史
赤阪俊一[アカサカシュンイチ]
1948年生。埼玉学園大学人間学部教授。西洋中世史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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