日本映画史叢書
映画と身体/性

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  • サイズ B6判/ページ数 343p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784916087683
  • NDC分類 778.21
  • Cコード C1374

内容説明

映画にとって身体/セクシュアリティとは何か。文化的・社会的に構築された「映画的身体」が過剰な感応と欲望を示し、表象という境界線を逸脱する瞬間を見すえる。

目次

総論 欲望し、感応する身体―横断的思考への誘い
1 俳優の身体(モダニティー、シネマ、そして「ナショナル・ボディー」の構築;転換期の田中絹代と入江たか子―化猫と女優の言説をめぐって)
2 戦争と女性身体(からだで書いたシナリオ―戦時期における女性表象と厚木たかの抵抗;母である女、父である母―戦時中の日本映画における母親像;「女子ども」の反乱―『小島の春』における総力戦下の身体と性)
3 メロドラマと身体性(みずからなった盲目;移動する身体―林芙美子原作・成瀬巳喜男の翻案映画をめぐって)
4 オルタナティヴな読みの可能性へ(「女の活劇」の系譜論―女剣劇から『くノ一忍法』まで;「百合」と「レズ」のはざまで―レズビアンから見た日本映画)

著者等紹介

斉藤綾子[サイトウアヤコ]
明治学院大学文学部助教授。専攻=映画理論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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