内容説明
コトバによる操作や統御あるいは身体をなかだちにした異界との交渉…。“呪術”といわれる思考法の「テクネー(技)」は自然/技術、主観/客観、言語/意識、社会/個人など近代的な二分法をこえるもう一つの「知」の在処を教えてくれるだろう。
目次
“呪術”学へのインビテーション―序にかえて
1 シャーマニズムの“現在”―座談会
2 人をつなぐ夢―沖縄の民間巫者の夢解釈
3 与えられたことば―宮古島狩俣における神歌の継承
4 いざなぎ流の呪術世界―「呪咀の祭文」と「取り分け」儀礼をめぐって
5 いざなぎ祭文の誕生
6 大阪の神降ろし―ダイサンをめぐる語りから
7 地神盲僧と朝鮮の経巫―『地神経』の流伝と盲僧の起源伝承をめぐって
著者等紹介
斎藤英喜[サイトウヒデキ]
1955年生。仏教大学助教授。神話・伝承学
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