内容説明
「明元素」とは、人生の登録商標である。13歳で原爆投下直後の地獄をさまよい、多感な青春時代を遊び呆けて浪人生活2年、やがて同期に後れること5年で社会人となった男。面従腹背を潔しとせず、愚痴は男の恥と腹に収めて、先輩同僚のやっかみに足をすくわれながら、それでも飄々として頂点に立った男の生き方の極意とは?
目次
第1章 天下を取るか、乞食になるか―悪ガキだった私を知ってもらうために(叩き込まれた自己責任;悲惨な体験をなぜ口にしないか;回り道もしてみる価値がある)
第2章 一隅を照らす、ということ―人は必ず見ていてくれる(のめりこめば仕事は面白くなる;この人のためなら…という先輩がいるか;男が男の期待に応えるには覚悟がいる)
第3章 「明元素」は組織の力になる―風通しのよい会社にするために(わかりやすい言葉が組織に活を入れる;「明元素」に込められた意味;マイナスイメージを逆手にとる;挑戦する源は「明元素」にある)
第4章 岩部金吾の「流儀」―「人は生かされている」という原点からの発想(男の出番、男の使命;いかに社員の感性を高めるか;岩部流「商塾」は何を教えたか;リーダーはタフで優しくなければならない)
著者等紹介
岩部金吾[イワベキンゴ]
文化シヤッター株式会社代表取締役会長。一般社団法人日本シヤッター・ドア協会会長。1932年(昭和7年)2月26日、広島県呉市生まれ。法政大学卒業。原爆体験あり、浪人生活あり、後れること5年でサラリーマンとなるも創業者兄弟の信頼を得、短期間で累進。経営者として一度は退陣を余儀なくされるが、周囲の声に推されて復帰(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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