毛沢東と周恩来―中国共産党をめぐる権力闘争 1930年~1945年

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  • サイズ B6判/ページ数 228p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784916037541
  • NDC分類 315.22
  • Cコード C3031

内容説明

中国共産党史に関する通説で支配的であった“ふたつの路線対立”は、新たな資料によって実に矛盾の多いものであることが分かってきた。28人のボリシェヴィキ派の台頭と毛沢東…はたして通説は真実なのか?緻密で豊富な資料をもとに徹底検証してゆく。

目次

第1章 中国共産党の指導権と「二八人のボリシェヴィキ派」の中国帰還(一九三〇年)
第2章 新しい党指導部の展開(一九三一年)
第3章 中国共産党指導者の江西への移転とソヴィエト地区における権力闘争(一九三一~一九三四年)
第4章 長征時における中国共産党指導部の内部闘争
第5章 中国共産党とコミンテルンとの関係および第二次国共合作の形成(一九三五~一九三八年)
第6章 延安整風運動と新しい中国共産党指導部の台頭(一九四〇~一九四五年)

著者等紹介

キャンペン,トーマス[キャンペン,トーマス][Kampen,Thomas]
ベルリン自由大学博士課程修了(Ph.D.)。ベルリン、ロンドン、北京で中国史と中国政治を勉強。現在ハイデルブルグ大学で中国政治を教えている

杉田米行[スギタヨネユキ]
1962年、大阪生まれ。現職、大阪外国語大学アメリカ講座助教授
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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よし

0
周恩来といえば、穏健派で情け深く、そして毛沢東の一番の協力者であり、一方の毛沢東は強権的な独裁者である。…というのが一般的な理解(違うかも?)であるように思うが、この本を読むと全く違う印象になる。著者の主張が正しければ、周恩来は毛沢東と権力争いをした最右翼であり、初期共産党において、毛沢東より遥かに実権を持っていたことになる。聖人君子のイメージだった周恩来、独裁者のイメージだった毛沢東がより人間臭く身近に感じられた。2014/01/06

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