内容説明
著者の綴る父は、往時の『サンデー毎日』大編集長、辻平一氏。こんなにも酒を愛し、人間を愛し、仕事を愛した人がいた!つきあい名手の名エッセイ。
目次
第1部 出会いの歓び(父の酒;麻雀;渡辺美佐子と女城主;小松左京とイタリア文学;今日このごろ思うこと;高田宏の酒)
第2部 ある新聞記者の物語―作家との交わりを中心に(高給取りの見習生;京都支局長岩井武俊;「映画記者に深入りするな」;大毎学芸部東京駐在員 ほか)
著者等紹介
辻一郎[ツジイチロウ]
1933年、奈良県生まれ。京都大学法学部卒業。新日本放送(現毎日放送)に入社。主として報道畑を歩き、取材活動にあたる一方、報道番組の制作に携わる。テレビ番組「若い広場」「70年への対話」で民間放送連盟賞、「対話1972」「20世紀の映像」でギャラクシー賞を受賞。東京支社報道部長、報道局次長兼報道第一部長、編成局次長兼テレビ編成部長、取締役報道局長、取締役テレビ編成局主幹などを経て、95年退社。現在、毎日EVRシステム常務取締役、大手前大学教授、同志社大学大学院非常勤講師など。著書に『忘れえぬ人々』(清流出版)、共著に『テレビ放送を考える』(ミネルヴァ書房)などがある
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