内容説明
むかし、アディ・ニハァスというむらの12にんのおとこたちが、こなをひいてもらうために、マイ・エデガというまちへいった。かえりみち、ひとりがなかまをかぞえたが、じぶんをかぞえるのをわすれたので11にんしかいなかった。「たいへんだ!だれかがいないぞ!」「きっとヒョウにやられたにちがいない!」さてそれからどうなった…?
著者等紹介
わたなべしげお[ワタナベシゲオ]
1928-2006年静岡市生まれ。慶應義塾大学文学部図書館学科卒業
にしむらしげお[ニシムラシゲオ]
1947年、高知県生まれ。中央大学商学部、セツ・モードセミナー卒業。『絵で見る日本の歴史』で第8回絵本にっぽん大賞、『絵で読む広島の原爆』(文・那須正幹、いずれも福音館書店)で第43回産経児童出版文化賞など、数多くの賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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chiaki
45
『絵本で世界を学ぼう!』エチオピア代表。エチオピアの昔ばなし。全員で12人いるはずなのに何度数えても1人足りない!!驚愕のその訳は…。笑 12人目の架空の話がどんどんと英雄化されていくのが可笑しい♡物事の根幹に気付いた先入観のない子どもの目線の素晴らしさ!そしてなんてハッピーな村人たち!!2021/04/02
アクビちゃん@新潮部😻
43
小4に読み聞かせ〜 意味が分からない子が数人… 説明して、やっと納得。 読解力に差がついてくる学年。読み聞かせには、単純明快な本をセレクトする様に心がけよう!2017/11/20
anne@灯れ松明の火
25
JPIC読みきかせサポーター実践講座で、アドバイザーさんが読んでくださった。エチオピアの昔話だそうだ。勘違いが勘違いを呼んで、話はどんどん大きくなる。どういうオチかと思ったら、そうきた? 何度も何度も笑いが起こって、盛り上がった。大人ばかりだったけれど、子どもにもウケるだろうな。2014/11/25
おざわさき
23
【図書館本】6年生読み聞かせ。内容はよくあるすれ違いコントみたいだった。粉袋を運ぶ道中、気を紛らわすために雑談や噂話は欠かせなかったんだろうなぁと想像してみる。村の人たちの反応含めなんとものどかな世界です。約6分。2024/05/23
Cinejazz
23
〝昔、アディ・ニハァスという村の12人の男たちが、粉を曳ひいてもらうために、マイ・エデガという町へ行った。その帰り道、一人が仲間を数えてみると、自分を数えるのを忘れたので、11人しかいなかった「大へんだ! 誰かがいないぞ!」「きっと、豹に殺られたに違いない!」・・・さて、それから?!・・・ 〟豹と勇敢に闘って死んでいった “村の英雄” を讃え、伝説となったと云う、エチオピアの愉快な昔話絵本です。2024/04/03
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