内容説明
ここにプロジェクトXの原点がある。戦国時代の武将は戦いをするだけでなく、領土や領民を守るため、土木の工事で大きな役割を果たした。
著者等紹介
かこさとし[カコサトシ]
児童問題の研究、児童文学・絵本の創作。東京大学、都立大学、横浜国立大学、山梨大学などの講師を歴任。有限会社加古総合研究所社長、工学博士、技術士
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
朗読者
17
私が尊敬する、絵本作家で技術士のかこさとしさんの土木歴史絵本シリーズの第ニ巻。戦国武将の中でも特に土木技術で偉大な功績を残した、武田信玄、豊臣秀吉、加藤清正の三人が紹介されている。竜王高岩と信玄堤(山梨県竜王町、甲斐市)、万力林(山梨市)、巨椋池の太閤堤(京都府宇治市)、くつわとも(轡塘)と清正堤(熊本県玉名市)も全部巡りたい!2024/12/14
ネジとサビ
5
学校図書館でずっと気になっていた本をようやく借りて読んだ。戦のやり方で名をあげたそれぞれの武将が、領民のために地形や自然を生かし、知恵を結集してあたった土木作業内容が、かこさとしの絵で細かく分かる。今もその礎の上に街があったり、豊臣秀吉が400年以上も前に始めた事業の続きをやっているなんて! また違った側面から武将の魅力が増す素晴らしい絵本。2020/03/08
うっきー
5
自分が日本史をやっていなかったのに、娘に戦国時代ブームがやってきました。 便乗して自分もマメ知識を修得してます。2017/01/19
きっちんきりん
3
「治水」にフィーチャーした歴史本。おもしろい。 農民の暮らしを考えていた領主もいたんですね。 しかし良い領主だからといって、長く統治できるわけではないのが世知辛い。 でも後世まで残る功績を成し遂げたという点だけでも尊敬に値する。戦争ばかりしていると、何も進まないな…と。2024/02/29
やもち
2
武田信玄(信玄堤)や豊臣秀吉(高松城水攻め)はなんとなく知ってたけど、加藤清正も土木・治水工事の名士だったんやね。 かこさとし作ってのもちょっと驚きだけど、「土木の歴史絵本」って他にどんな内容があるのか気になる・・・。2017/02/14
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