内容説明
ヒロイン・有泉麻耶の成長に託して、日本人がいつしか忘れてしまった心のありようを、サスペンスロマン第一人者の春江一也が大胆に描く初の純愛小説。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ユザキ部長
98
(ね、ノブ。言ったでしょ。わたし、死なないって。麻耶になって生きるのよ)愛は突然に。究極の一目ぼれ。宿命的に敬虔な思いで愛する。生きる事は、その結末が死である以上、本質として哀しいこと。誰かを愛する事は、その哀しさに耐える事だ。享楽を求めるだけでは愛とは言わない。愛は互いに落ちるもの。愛は永遠。だから、わたしがいなくなっても娘として生きる。探し求め出会えた時に聞こえた鐘は未来への方角を指し示した。2018/01/16
zucchini_canny
3
純度100%の現代風おとぎ話。「ちぇっ、現実味の無い」って思いながら読むより「うんうんうんうん。・゜・(ノД`)・゜・。」って読んだ方が絶対幸せ。結構好きです、こういうの。 2011/03/14
サルーキ
3
広い世の中、こういうこともある・・・のか??と思いながら読みました。2011/02/21
chamomile
3
何故か、読後に源氏物語が浮かんできました。 春江さんの本にしてはアッサリしてるような気もします。 登場人物の皆さん、エリート揃いで世界が違いすぎる(笑) こんな運命的な出会いって、実際あるのかな〜? 2010/11/14
mint
2
シンデレラストーリーのような現実味のないお話でしたが、こんな人生もこれはこれでいいなあと読み終えて思いました。こんな展開になるのかと驚きながらも温かい気持ちになることができました。2014/09/13
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