内容説明
児童精神科医療は未だ認知されてはいない。児童精神科医療は、医療のなかでは、対象や疾患からしても、それはほんの些細な部門である。そして発達障害に関わる療域や教育との重なりも大きい。教育や療育などの領域と関連するなかでの真の専門性とは、医学情報を提供するだけに留まるのではなく、子どもの治療を通じてパートナーとしての尊敬と信頼を得ることである。本書では、児童精神科医療の診療のポイントをできるだけ具体的に、日常の言葉で書きつづった。
目次
第1章 子どもと関わるために(経験する―児童精神科医になるまで;ステレオタイプの子ども観からの脱却―子ども観と母子関係神話 ほか)
第2章 子どもの診察と相談の心得(診療以前のこと;親と子どもを支える)
第3章 子どもの診療(初診の実際;初診の展開 ほか)
第4章 各論(子どもの精神的問題;不登校 ほか)
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- 和書
- 20代、親を看取る。