内容説明
エミグレ(移住者)である現代人の起源と行方。
目次
序章 近代化とピューリタニズム
1 世紀転換の思想―ピューリタン思想の本質
2 思想の土着―ピューリタン運動の転機
3 有機体社会から契約社会へ―ピューリタン社会の形成
4 革命的人間―ピューリタン革命のにない手
5 民主主義の源流―ピューリタン的人権意識と寛容の精神
6 新しい社会の形成―ピューリタンの栄光と悲惨
終章 近代世界の世俗化
「千夜千冊」第六二〇夜「移住する会議者の宗教」(松岡正剛)
著者等紹介
大木英夫[オオキヒデオ]
会津に生まれる。戦争中は東京陸軍幼年学校(第47期)、敗戦後賀川豊彦の導きで回心、キリスト者となる。東京神学大学大学院を卒業、国際基督教大学でブルンナーの助手、その後アメリカの留学ニューヨークのユニオン神学大学院でラインホールド・ニーパーの指導のもとで博士論文Ethics in 17th Century English Puritanism(1960)、帰国後東京神学大学で教え、教授、学長をつとめ、バーゼルに行き、講談社『人類の知的遺産』シリーズの一冊『バルト』を書く。その後学校法人聖学院理事長、現在は聖学院大学大学院教授・大学院長、聖学院大学総合研究所長。日本ピューリタニズム学会会長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
うえ
10
「クロムウェルの死後、ジレンマは表面に出た。ピューリタン革命を通じて成長してきた…具体的に普通選挙権を実現しようとする立場が、今度は逆に革命の全成果を根本からひっくり返す原理として作用してくる。デモクラティックな手続きによって、デモクラシーを破棄するという結末に至らざるを得ない…この問題は、デモクラシーがシーザリズムに転換するという問題と同質の問題である。デモクラシーの手続きを経て、デモクラシーとはまったく反対のカイザル支配へと転向する、…レヴェラー的「同意」の原理だけではデモクラシーは保持できない」2021/06/05
yoshi41101
2
松岡正剛の本で知り、読了。イギリス国教会の成り立ちがやたら俗っぽくて驚いた。宗教改革をより徹底しようとする人々の働きが、絶対王政から近代化への変革を導いたということはあまりよく知らなかった。機会があったらもう一度読みたい。2009/03/26
higomokkosu
0
~7/202010/07/16
tamioar
0
私にはヨーロッパ思想史をやる才能がない。2020/05/03
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