内容説明
本書では、近代日本におけるキリスト者の幾人かをめぐって、彼らが現代人も共有しうる課題にたいしてどのように対応したかについて、現代的関心から問いなおす。
目次
序章 問題の所在と研究の視点
第1章 植村正久の世界―伝統と信仰をめぐって
第2章 内村鑑三における宗教的寛容について
第3章 日本人キリスト者の死生観―内村鑑三を中心に
第4章 新渡戸稲造の信仰―その神秘主義的宗教観をめぐって
第5章 三谷隆正―その信仰と思想に関する一考察
第6章 賀川豊彦試論―その信の世界を中心に
終章 身体性と精神性―逢坂元吉郎の思想をめぐって