内容説明
武道の謎・強さの秘密を科学する書。
目次
塚原卜伝と宮本武蔵「鍋ぶた試合」
発勁の科学
必殺仕掛人の科学
武道呼吸の科学―神経を鍛える
「印」の科学
忍者の科学(龍の巻―分身の術;虎の巻―忍者凧)
上泉伊勢守「若き日のエピソード」
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
C-biscuit
8
タイトルに惹かれて読む。最近は科学全盛の時代であり、科学的に説明できないものは怪しまれてしまう。我々も、そう信じてしまう。しかし、かつて実際にそのようなことが起こっており、科学という概念がない時代から脈々と続いているものがある。それらを科学的なアプローチで説明しようとしている。時代小説を読むと神がかりな表現をされていることもあるが、この本を読むと説明できることも結構あると感じる。ただ、やはり、まだ説明仕切れていない印象を受ける部分もある。特に印を結ぶ部分はかなり弱いと感じる。因みに私は印を活用している。2015/06/25